現在、販売されているベッドフレームの種類や、それぞれの特徴、メリットやデメリットをまとめていきます。

引越しなどで新しく購入する前の参考にして下さい。

ベッドフレーム一覧

 

すのこタイプ

すのこベッドフレーム

 

すのこタイプの一番の特徴は、通気性が高く、マットレスに熱がこもることを防ぎ、湿気が原因で発生するカビの繁殖からベッドを守れます。

 

使用される木材はヒノキを筆頭に桐や杉など様々で、夏場には涼しく快適に眠れることもメリットの一つです。

 

ヒノキ材質であれば木の香りを楽しめる以外にも、空気を清浄する効果やリラックス効果が受けられます。

 

据え置き型のベッドだけではなく折り畳み式ベッドにもすのこタイプが多数見受けられます。

 

 

一方のデメリットとしては耐久性の問題を挙げられ、木の板を一定の間隔で打ち付けて作られているため、どこか一か所に破損が起きただけでも使用できなくなる恐れがあります。

 

 

ロータイプ

ローベッド

 

フロアベッドと呼ばれることもあるロータイプは、フレームに脚がなく地面に直接設置して使用することが特徴です。

 

一般的なベッドと比較して背の高さが低くなるため、落下に対する恐怖心を持つ方や、落下を心配している方に向いています。

 

ロータイプのメリットは、天井を高く感じられることやお部屋を広く見せられることであり、スッキリとしたインテリアを求める方に好まれています。

 

 

一方のデメリットとしてはベッドの底に湿気が溜まってしまうこと、そして収納が不可能なことを挙げられます。

 

跳ね上げ式ベッド

跳ね上げ式ベッド

 

跳ね上げ式ベッドは、マットレスが上に向かって跳ね上がるように開き、空洞になっているフレーム部分を収納スペースとして利用できることが特徴になっています。

 

ガス圧で開閉できるベッドもあり、力の無い方でも問題なく使用することが可能です。

メリットは非常に大きな収納を持てるという点であり、衣類を始め様々な物をベッドの中に収められますから、クローゼットや押入れが少ない家に住んでいる方に適しています。

 

 

デメリットは価格が高額になる場合が多いことと、分解や組み立てが複雑で難しいという点になります。

 

折り畳み式ベッド

折り畳み式ベッド

折り畳み式ベッドはその名の通り折り畳みが可能になっているベッドです。

 

ベッドの中央部分から二つに割れるように折り畳めることが特徴的で、脚にはキャスターが付いており、お部屋の中で移動させることも簡単です。

 

  • お部屋を出来る限り広く使いたいという方や、
  • 掃除をしやすいこと
  • また引越しのしやすさという点でも抜群です。

 

 

ただし通常のベッドと比較するとマットレスの質が低くなり、壊れやすさも問題になりがちです。

 

収納ベッド

引き出し収納つき式は、マットレスの下のフレーム部分が引き出しになっており、衣類や寝具に関連するアイテムを収納することが出来ます。

 

機能面に関しては跳ね上げ式ベッドと同等の性能を持つため、メリットとデメリットを跳ね上げ式と比較してみましょう。

 

 

まずメリットになるのが、跳ね上げ式よりも気軽に収納の開閉が出来るという点であり、ベッドの上に枕や掛布団が乗ったままでも収納を利用できます。

 

 

反対にデメリットとなるのは、引き出しを使うためにお部屋に幅のスペースが必要になるという点です。

 

姫系ベッド

姫系ベッド

姫系ベッドは天蓋付きでファンシーな見た目であることが特徴です。

 

映画やテレビの世界でお姫様が使っていることが多く、この形のベッドに憧れを持つ女性は少なくないことでしょう。

 

 

メリットは特有のデザインによる居心地の良さを感じられることや、レースを全て閉じて就寝することで就寝時の虫の寄り付きを拒めるということです。

 

 

 

デメリットは店頭での取り扱いが少なく、通販に頼らざるを得ないという点になります。

 

 

ソファーベッド

ソファーベッド

ソファーベッドは、起きている時間帯はソファーとして、就寝する時間帯はベッドとして利用できる二つの機能を備えたベッドです。

 

その両方を設置するスペース無いワンルームタイプのお部屋等では特に活躍します。

 

メリットは狭いスペースを有効活用できることに加え、急な来客の際にもすぐに就寝用のスペースを提供できると言う点。

 

反対にデメリットになるのは、ソファー・ベッド両面において性能が中途半端になりがちで、快適に眠れない場合があるという点です。

 

畳ベッド

畳ベッド

畳ベッドは、通常のベッドと同様のデザインを持っていますが、マットレスの部分が畳で作られていることが特徴的です。

 

洋室のみならず和室にもマッチするデザインであることから一部で強い人気を持っています。

 

メリットはベッドとしてのみならず和の空間として畳を楽しめることです。

 

 

ただし、畳の硬さはそのままに引き継いだベッドであるため、通常のベッドのようなフカフカとした柔らかさは皆無で、性能が布団と変わらないことはデメリットです。

 

アイアンベッド

アイアンベッド

アイアンベッドはパイプベッドとも呼ばれています。

 

金属のパイプで作られていることが最大の特徴であり、低予算で購入できることも手伝って非常に多くの方から愛用されているタイプのベッドです。

 

 

金属製であることから湿気が溜まりにくいことや、簡単に分解が出来るため掃除がしやすいことがメリットです。

 

 

木製のベッドと比較して耐久性に劣ることや、無機質な外見であることからお部屋によってはデザインがしっくりこない可能性があることがデメリットです。

 

 

 

ウッドスプリング

ウッドスプリング

 

 

ウッドスプリングはベッドフレームそのものがスプリング構造になっており、マットレスと組み合わせることによってダブルの衝撃吸収効果をもたらすことが特徴の、特に欧米で高い人気を誇るベッドです。

 

マットレスのスプリングをフレームが吸収しないためフワフワとした寝心地を実現していることが最大のメリットです。

 

 

腰が悪い方が長期間に渡って使用すると体を痛めてしまう恐れがある点がデメリットになります。

 

パイン材ベッド

パイン材ベッド

 

 

最後にパイン材ベッドは、フレーム全体がパイン材で作られたベッドであり、木材特有の暖かみを感じられるデザインであることで人気です。

 

一般的には、赤松の木材をパイン材と呼んで販売しています。

 

見た目の暖かさ意外のメリットは頑丈であることや木の香りを感じてリラックスできることですが、

 

 

反面シロアリにとっての好物がパイン材であるため、外注による被害の恐れがある場所では利用に注意しなければならないことがデメリットです。

 

ベッドフレームの比較表

それぞれのベッドのタイプを、特徴別に値段・通気性・引越しやすさ(移動が楽)の三段階で分けて評価していきます。

フレーム/比較値段通気性引越しやすさ
すのこタイプ
ロータイプ
跳ね上げ式
折り畳み式
引き出し収納式
姫系ベッド
ソファーベッド
畳ベッド
アイアンベッド
ウッドスプリング
パイン材ベッド

 

お勧めのベッドブランドは何になりますか?

 

ベッドを専門的に取り扱っているブランドの中でおすすめをご紹介するのであれば、世界的にも高い評価を受けているシモンズを第一に取り上げます。

 

 

アメリカの超一流ブランドとして知られ、世界中の名だたるホテルで採用されていることでも有名で、機能性とデザイン性を併せ持ったベッドを世に送り出しています。

 

 

ネックになるのは高級ブランドであるだけに価格であり、新品で購入する場合には一台で30~50万円前後の予算が必要になります。

 

もう少し予算を落としてベッドを購入したいのであれば、フランスベッドがおすすめです。

 

 

 

フランスという名前こそ付いていますが日本の老舗ブランドであり、日本人の体格や体型にフィットするベッドを提案しています。

フレーム単体であれば50,000円以下の予算でも購入可能です。